短編小説 【短編】骨の髄まで大嫌い・後編 2022年10月16日 tsukiyo 月夜の晩に 彼のおはよう、というたった一言で教室の皆がわらわらと集まってきた。 久しぶりの登校を果たした伊吹。相変わらず天使の様なその容姿。涼やかな声。伊吹はそこに立ちたったのひと声で人 …
オメガバース 【ネタバレあり閲覧注意】片想い症候群あとがき 2022年10月11日 tsukiyo 月夜の晩に こんにちは!月夜です。 片想い症候群も無事に書き終わったということで、恒例の(?)後書きを書いていこうと思います。 海里が思ってたよりやばいやつになった 今回描き …
オメガバース 【最終話・片想い症候群#19】子供も飛鳥も守るから 2022年10月10日 tsukiyo 月夜の晩に それからタクシーを見つけて、僕らは乗った。 揺られながら外を見ている海里。僕の手を握ったまま。そっと握り返すと、更にギュッと握り返して …
オメガバース 【片想い症候群#18】飛鳥が手を取ったのは 2022年10月9日 tsukiyo 月夜の晩に 海里が泣くとこなんか初めて見て、僕は何も言えなかった。この子、こんな悲しそうな顔で泣くんだって初めて知ったから。ブン殴られる、いや蹴っ飛ばされるか。覚悟したけどどんな衝撃もなかった …
オメガバース 【片想い症候群#17】その父親は 2022年10月9日 tsukiyo 月夜の晩に 褪せた壁紙のぼろい家。簡素な寂しい部屋。ついこの間まで咲也に身をついやしていた慶太の腕が僕に絡みつく。 「や、ダメだよ!慶太・・っ!」 慶太の手が僕の衣服に手をかけた。 …
オメガバース 【片想い症候群#16】弟の番 2022年10月8日 tsukiyo 月夜の晩に 「・・・!」 急にめまいみたいなものがした。クラクラして視界が揺れる、うまく歩けそうもない。汗がじわ、と浮かんだ。 「飛鳥?ホントに大丈夫か。まあとりあえずウチで休めよ …
オメガバース 【片想い症候群#15】閉じ込めたいほど 2022年9月28日 tsukiyo 月夜の晩に 海里はその日から本当に僕を家に閉じ込めた。 僕の職場には『飛鳥が電話出来ないくらい具合が悪いのでしばらく休みます』だなんてご丁寧に連絡まで入れてまで。 そんな連絡すると …
短編小説 【短編】骨の髄まで大嫌い 2022年9月24日 tsukiyo 月夜の晩に 好きな人に嫌われてる受けくんの話が読みたくて、自給自足しました。続くかもしれない。 #美形平凡#嫌われ#健気受け —————————- 「…駿!お、おはよ …
オメガバース 【片想い症候群#14】俺はもう待たない 2022年9月21日 tsukiyo 月夜の晩に 海里は帰り際、何も言わなかった。僕の手をただきつく握っていた。『離さない、逃さない』そう言われてるみたいだった。 僕も何も言えなかった。色んなことが信じられなかった。色んなこ …
オメガバース 【片想い症候群#13】海里の正体 2022年9月18日 tsukiyo 月夜の晩に 心臓が嫌な感じでうねり出す。 えっ何、どういうこと?そう更に聞こうとしたら、僕の肩に大きな手が添えられた。 「飛鳥。気持ちは分かるけどさ…あんまりくっつくなよ、咲也さん …