未分類 【のろまの矜持#12】ナツミを追って 2024年5月27日 tsukiyo 月夜の晩に 「……っふざけんなや!」 振り下ろされたものをすんでのところで頭上で止め、本気で横殴りのパンチをした。 負ける訳にいかなかった。 吹っ飛んだそれは、小さい木のイス …
未分類 【のろまの矜持#11】記憶の狭間で 2024年5月18日 tsukiyo 月夜の晩に ※加賀美視点です。 のそ……と見知らぬ家屋に上がり込む。 真っ暗な家の中はやけに広くて、どこかから俺は見られているんじゃないかと不安になる。 床に落ちてい …
未分類 【のろまの矜持#10】vs莉音 2024年5月11日 tsukiyo 月夜の晩に 莉音はピタ、と止まった。 「あ、あれって……詩音くんじゃないですか……?」 「……」 「り、莉音、くん……?」 「……。強盗かも」 「え!?」 「だって詩音なら …
未分類 深海の夜 2024年5月10日 tsukiyo 月夜の晩に stardustシリーズ番外編、モネとひかり、ふたりの夜。ただお話してるだけの何でもない話です。2人のだいぶ先の話ですが、具体的にいつの話なのか?深く考えずゆる〜く読んでくださると …
未分類 【のろまの矜持#9】出し抜きたい男 2024年4月27日 tsukiyo 月夜の晩に なんでもない顔をして莉音は続けた。 「あ、詩音からLINEだ。 コンビニでちょっと買い物してくって。ちょっと長くなるかもだって。あいつひと声掛けていけよな〜」 来ても …
未分類 【のろまの矜持#8】地獄の門番 2024年4月20日 tsukiyo 月夜の晩に まさかの双子と同じベッドで寝ることになりそうという状況になり、さすがにナツミは慌てた。 「えっや!さすがにそれは無理かなって!あの僕寝相が悪すぎてあの加賀美さんですらベッドか …
未分類 【のろまの矜持#7】負けてたまるか 2024年4月13日 tsukiyo 月夜の晩に 翌朝、アラームが鳴る前にがばと起きる。 無表情で会社に行く準備をてきぱきとする。寝不足で鏡に映る自分のくまが酷いが、知ったこっちゃない。 出社して早々。 「あ、お …
短編小説 【リクエスト】方言萌えの攻めくんvs絶対地方出身とバレたくない受けくん 2024年4月3日 tsukiyo 月夜の晩に ※読者さんリクエストにお答えしました。 ※本作品は、とあるフォロワーさんの一次創作BLに、私が二次創作として小説を書いたものです。 …
未分類 【のろまの矜持#6】VS絶対ヨリを戻したい男 2024年4月3日 tsukiyo 月夜の晩に ナツミが悲しい決意を固める一方。 「くそ!」 薄暗い路地裏で壁に向かって怒りをぶつけている男がいた。 「ナツミのやつ!」 細やかに降りしきる雨に濡れそぼりつ …
未分類 【のろまの矜持#5】ヨリは絶対戻さない 2024年3月26日 tsukiyo 月夜の晩に 反抗した僕に対して加賀美さんはピクリと眉を上げる。その瞳に激情の稲妻が一瞬走ったのが見てとれた。ヤバい、本気で怒ってる。殺されるかも。ものすごく冷たい冷や汗が背中を伝ったけどもう後 …