のろまの矜持 【のろまの矜持#29】三つ巴 2025年8月20日 tsukiyo 月夜の晩に あっちに揺れたりこっちに揺れたり、僕って相当優柔不断だと思う。 家で、詩音くんは僕の手を今日も握る。それがお気に召さない莉音くんは、反対側から僕の手を握る。ソファに3人座って …
のろまの矜持 【のろまの矜持#28】車中泊の夜 2025年8月15日 tsukiyo 月夜の晩に 「……とりあえずここは移動しようね。待っててね、なっちゃん。そんなに泣かなくて良いんだからね」 詩音くんは車を発進させた。ぐら、と身体が揺れる。 加賀美さん、あの人だれ …
のろまの矜持 【のろまの矜持#27】本当の思い出話 2025年8月13日 tsukiyo 月夜の晩に 「うっ……」 「さあさあどっち?早く答えてくれないと場末のラブホテルにしちゃうよ。一泊3000円激やす〜壁うす〜みたいな」 「ま、漫画喫茶!!!」 「この辺にそんなのあり …
短編小説 【短編】届けたかったハッピーバースデー 2025年8月6日 tsukiyo 月夜の晩に 僕は三田らいむ。友達からは通称みたらし君と呼ばれてるよ。 そんなことよりも、のっけから大ピンチです。 というのも今日は高校受験の日で、今駅の改札前にいる訳なんだけれども …
都市伝説探索レポート 【都市伝説探察レポート#7】隙間女① 2025年7月27日 tsukiyo 月夜の晩に ◆都市伝説探索レポート#7 隙間女① 「が……っ瓦落くん……!どっどうしたの!?」 目の前にはブレザーの制服を着た黒髪の男の子。 いつもの待ち合わせ場所で …
都市伝説探索レポート 【都市伝説探索レポート#6】廃病院のカルテ④ 2025年7月25日 tsukiyo 月夜の晩に だけどニヤとそいつは笑った。ゾクッ!と心臓を冷たい手で直接握られる様な悪寒が走った。 『随分勇ましいですねええ!』 俺が握ったメスがクソ医者の胸元に突き刺さる直前、そい …
管理人の日記 自分がハマるもの、大体打ち切りになる説 2025年7月17日 tsukiyo 月夜の晩に こんばんは!月夜です🌕 今日は全然創作に関係ない日記を更新したいと思います🌟気まぐれ更新です🤝 マイナーなものを好きになりが …
隠れ家喫茶プラタナス 【隠れ家喫茶プラタナス】あとがき 2025年7月13日 tsukiyo 月夜の晩に 祝:書き終わったよお〜〜!!!! 気づけばここ数年、ロクに長編を完結させられていない月夜です……!ううっ 今回は1〜2万字程度の短編ではありますが、一応ひとつのお話を完 …
隠れ家喫茶プラタナス 【隠れ家喫茶プラタナス】紫陽花と夏の日差し 2025年7月13日 tsukiyo 月夜の晩に キスから逃れようとしても逃してはくれなかった。僕をしっかり捕まえて、キスの合間に若葉さんは言った。 「檸檬さん、僕とお付き合いしてください」 まっすぐすぎる告白に僕はた …
stardust 【stardustシリーズ番外編 超短編】いつかの晩 2025年7月11日 tsukiyo 月夜の晩に モネ×ひかり ifストーリーです。超短編の暗い話です。 何でも許せる人だけどうぞ! ーーーー 「あの日もこんな晩だったよ …