こんにちは!
以前にヤンデレ執着攻め短編集を書きましたのでそのお知らせです。
冬をテーマに書きました。以下の3本立てです。
☑︎ヤンデレ先生vs受験生
☑︎ヤクザも神頼み
☑︎イケメン俳優が迫真の演技でヤンデレしてると思ってたのに
ヤンデレ執着が好きだ!重い愛が好きだ!何でも許せるぞ!という方向けです。それ以外の方は読まない方が良いと思います。 r18シーンはないのでどなたでもご購入頂けます。
缶コーヒープライス100円です。
以下サンプルです。
◆ヤンデレ先生vs受験生
「先生。距離が近いです…」
「そう?普通じゃない?」
「いえ、ですから…」
隣にピタッとくっついて座っているのは、僕が高3の時からの家庭教師、篠崎先生。
背が高くて頭良くて日本で1番偏差値高い大学出てて、良いところのお坊ちゃん。少しキツめの瞳の塩顔イケメンで、やや短めにカットされた髪がよくお似合いだ。(イケメンじゃなければ似合わない髪型ってやつだ。お分かり頂けるだろうか…)
「まあまあ。教え子を今年こそは合格させないといけないんでね。ノート見てるだけだよ」
「う!すいません、浪人で…」
「いやまあ実際難しいしね、京谷くんが行きたいB大学って。苦戦するのはわかるよ。
…ってのは言い訳でさ。ホントはただ君の近くにいたいだけ」
ふふと笑いかけられてドギマギした。
「じゃあねえ。この模擬試験が90点取れたらデート一回。どう?神社で合格祈願とか!」
「先生がその提案するんです?普通そういうのは生徒側がするんでは…」
「だって愛しい生徒くんがデート1回とかそんなカワイイこと言って来ないから!」
ついツッコミを入れてしまった僕にピシャリと突っ込んできた先生。うっ余計なことを言ってしまった…!
先生は高3の時に家庭教師で知り合って以来、好意を徐々に現しだし、仄めかしに僕が応えないでいたら随分好意があけすけになってしまったのだ。
でも先生の告白?は受け取れない。
だって彼女がやっぱ欲しいし!いま欲しいのはイケメン彼氏じゃなくてさ…。
って前にそれとなく匂わせたら先生が随分しょんぼりしたことあるから、あんまりハッキリ断れないしなあ。困った…。
なんて迷っていたら後ろから抱きしめられてしまった。
…!
「あーあ。冷たいな〜。まあじゃあ合格祈願は置いといて。
リアルな話さ、C大学だったら家から通えるし偏差値的にもOKじゃん。B大学はうーん、随分遠くて引越ししなきゃだし、君も随分頑張ってきたけど望み薄ではあるし…もうC大学にしない〜?」
「ううう…!でも僕、やっぱりB大学に行きたいんです!」
「そっか…いじらしいねえ。頑張れっ!受験生。僕も応援してる、一緒に頑張ろうね。僕は墓場まで付き合うよ?」
「流石に死ぬまでには受かりますっ!」
「そっか」
ふふと先生は苦笑して、僕の頭をポンポン撫でた。
***
「それじゃ先生、また来週」
玄関まで可愛く見送ってくれたハンテン姿の京谷くん。かわいい。
「じゃあね、あんま無理するなよお」
なんて言いながら、僕は機嫌良く駅に向かう。
そして家とは反対方向の電車に乗った。
夜のオフィスに着いた。
さて、とパソコンを立ち上げる。
えーっと、あ、あったあった。『B大学入試問題』ファイルっと…。
◆イケメン俳優が迫真の演技でヤンデレしてると思ってたのに
「ね、俺さあ家で演技の練習しなきゃいけないんだけど。良かったら付き合ってくれない?」
「え!?いや無理です」
そんなの上手いこと出来っこない。
「そこを何とか!君みたいに反応がウブな子って良いんだよ。自分の演技力が如実に分かるからね」
「ええ…!?」
こんな超ハンサムと一緒にいたら恥ずかしくて溶けそうだよ。むり。
「ね?頼むよ。バイト代弾むし。そうだなあ1時間2万円でどう?あ、3万でも良いよ。君ならね」
「やります!」
飛びついた。身に余る金額だったのだ。
「君、ホント最高だねえ」
八城さんはケラケラ楽しそうに笑った。うっゲンキンな自分が恥ずかしい。
「それで、役柄はどんな感じで…?」
「んんん〜あれだよ。
政略結婚で一緒になったあるカップル、最初は俺は相手の子に興味なかったんだけど、段々夢中になっちゃうってやつ。台本もあるし、ね?」
王道ラブコメに僕は頷いた。何か楽しそう!
(中略)
「そこ座って。目閉じて。プレゼント持ってくるから、良いって言うまで目を開けちゃダメだよ?」
ソファに座る。しばらくして手首に冷たい感触。
違和感を感じて目を開けると、目の前で手首に手錠をされるところだった。
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