「あああカワイイよ瑠衣くん。俺に振られたと思って泣いちゃったんだね?その泣き顔さいっこうだよ。俺にだけその顔見せてね他の男に見せちゃダメだよ?もう我慢できない今から俺ん家行こうね。もう帰さないけど良いよね?だってもう唯一無二の恋人だもんね?あっは俺の粘り勝ちだ、やった、やったよ!!!2年もストーキングした甲斐あったね。好きなものも行動も全部調べあげて入念に準備して近づいたんだよ?振られないようにキモがられないように。でも楽しかったよ君のあとをつけるのは。連絡先なんてとっくに入手してたけど連絡するのガマンしてたんだよ偉いでしょ?瑠衣くんが懸賞に応募しようとして失敗したハガキ捨てたことあったでしょ?あれに名前も連絡先も載ってたからさあ。ほらゴミのチェックはストーキングの初手じゃん?変態に拾われない様に俺がガードしてあげなきゃいけないし。あああゴメン、もうガマン出来ないから言うんだけどぶっちゃけ君のツイッターアカウントも知ってるし家の鍵は複製したものを持っているし、寝顔はチェック済みなんだ。それに君の部屋にはカメラもある。俺のことを想って星空を見上げるなんて随分カワイイことしちゃうんだよね。流れ星にお願いでもしてたのかな?俺と一緒にいられますようにとか?もちろん安心してよこれからもずっとずうっと一緒だから。あ、ちなみに今回待ち合わせ遅れたのはごめんわざと。瑠衣くんの気持ちを確かめたかったんだ。本当に俺のこと好きでいてくれてるのかなあって。ごめんねごめんね。でもずっと近くにはいたんだよ。泣いちゃったり怒っちゃったりしたら行くつもりだったんだ。瑠衣くんには盗聴器しかけてるから声や呼吸の乱れならわかるしね。どこってピアスの中にだよ。さ、ってわけで俺ん家行こうね。瑠衣くん?どうしてそんな怯えた顔してるの?そんな顔、今まで見せてくれたことないじゃない…やばい超興奮してきた。これからはもっと見せてねそういうカオ…♡」
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