止める間もなく、詩音くんと加賀美さんの殴り合いが始まってしまった!
「そもそもお前なあ!店の外から施錠すんなや!あれでほんまに停電して出られんかったらどないすんねん!今日この雪やぞ!死ぬやろ!俺もお前の兄貴も!」
えっそんなことがあったの!?詩音くんそんなこと一言も言ってなかったけど!?
ワッそれにしても本気の殴り合いがすごい、やばい!わっ詩音くんそんなに髪の毛掴んだらそれめっちゃ痛いやつ!加賀美さん!
「そうなったら別に窓ブチ破って出てくれば良い。簡単だろ!」
「自分の店ぐらい大事にせえや!思い入れとかないんかアホ!」
ブチギレながら加賀美さんは反撃した。詩音くんの肩掴んで反対の手でボディブロー。
一瞬くら、とのけぞった詩音くんだったけど、立ち直って今度は容赦ない膝蹴りを加賀美さんに入れた。
「……ッ!壊れたら後で直せば良い。それにあんたにはそんなの関係、ない!」
一瞬僕までオエッてなった。加賀美さんあれ大丈夫なやつ!?血なりなんなり吐いたりするんじゃ……!
予想通り加賀美さんはべっと血の混じった唾を床に吐いた。そして叫んだ。
「やっぱいけすかんわお前!店のドアの外にあんなワイヤーグルグル巻きよって、あのせいでお前の兄貴、指先ざっくり怪我したんやぞ!そのへんちゃんと計算したか?自分の兄貴ぐらい、飲食の商売道具ぐらい大事にせえやボケ!!!」
「うるさいうるさい!そんな綺麗事いっといて遠慮なく俺に殴りかかって来るの誰だよ!」
「お前だけは別や!最初に会うた時から気にいらんわ!それになあ、兄弟すら大事にでけへんやつは恋人なんか尚更大事にでけへん!!!」
加賀美さんは詩音くんの首に腕を回してめちゃくちゃ締めてる。あっあれはなんか格闘技のよくわかないけどなんか名前ついてる技じゃなかったっけ……!!
「ナツミを返せや!お前には渡せへん!!この暴力野郎!!」
めちゃくちゃ苦しそうにバンバン!と加賀美さんの腕を叩いてもがいた詩音くん。どうしても引き剥がせないと思ったのか、今度は後ろ手で加賀美さんの顔を爪でぎっと引っ掻いた!
「……いっ……!クソ、女かお前!」
あまりに痛かったのか加賀美さんは頭を振って身を引いた。左瞼から頬にかけて痛々しい引っ掻き傷がついている。
ぎら、と両者距離を取って睨み合う。どっちが飛びかかるか測ってるんだ。
「ナツミ、ナツミってあんたこそ大事になんか出来てかったくせに!」
「俺たちのことに口出しすんなや!」
「するさ!こっちはナツミから全部聞いてんだよ!ナツミがこれまで何回泣いたか知ってんのかよ!ナツミの気持ちが分かるっていうんならじゃや言い当ててみろよ!」
僕の気持ちを代弁するかのような詩音くんの声にドキッとした。それは加賀美さんも一緒だったのか。
その一瞬の隙をついて、詩音くんはその瞬間一歩踏み込んで加賀美さんに強烈なパンチを入れた。
みぞおちにヒットしたそれは、あの加賀美さんの膝を折らせた。
「い……ってえ……!くっそお前……!」
戦闘本能にスイッチが入ってしまったのか、詩音くんは目をぎらぎらさせて加賀美さんに近寄る。右拳を振り上げる。このまま殺す気なんじゃないかと僕は思った!
『もう辞めて』そう言って駆け寄ろうとしたその時。
「詩音、もう辞めろよ!」
「莉音……!」
今まで静観して見ていたはずの莉音くんが、詩音くんの手を止めた。
「お前、やり過ぎだ。それに加賀美さんの言い分、一回ちゃんと聞いてみれば」
「莉音。お前、一体どうしたんだよ」
双子同士は近距離でじっと見つめ合い、莉音くんはふい、と顔を逸らした。
「別に。……俺の勝手だろ。
加賀美さん、あんたに時間をやる」
加賀美さんに視線が集まる。ドキドキした。一体、何を語る気なんだろう。
「莉音……お前ありがとうな。
……ナツミ」
「は、はい!」
「何度も来てごめん。ごめんやけど俺の話最後まで聞いて欲しい」
そして僕の方を見て姿勢を変えた訳なんだけど……。
「か、加賀美さん……!」
それから僕は自分の見たものが信じられなかった。いや、僕だけじゃない。多分双子もだ。
あのプライド激高の加賀美さんが僕に土下座したんだ。
命より大事な自分のプライドを捨てて……。
「今まで冷たくあしらってごめん。人のいる前で嫌っているふりをしてごめん。言い訳にしかならんけど、俺、お前を隠しときたかったんよ。
恥ずかしいからちゃうで。逆。大事なものは隠しときたかったんや。そら誰にも取られたないから。価値がありそうに見えんかったら欲しがる人もいない。そう思っただけ。
あとはごめん、俺は本当に素直になれんねん。咄嗟に意地を張ってしまう。この間だはほんまにたまたま会えたのに、どけや言ってしもて堪忍や……。好きであればあるほどいじめてしまう。ずっとそこは子供のままやねん。
けど、実際にナツミに逃げられてみて、冷たくあしらわれること、嫌われること。恋人が離れていくこと。それがこんなに辛いことやと思わんかった。振られてから気づいたんよ。
ずっと子供のままではあかんかったな。
俺はナツミのことのろいのろい言うてたけど、ほんまののろまは自分やったと思う。ほんま申し訳なかった。
今更遅いかもしれん、でもナツミのこと忘れられんかった。毎日思い出しとったよ。
今度こそ俺変わるから。戻ってきて欲しい」
しばらく絶句してしまったけど、我に返った。
「や、やめて!土下座なんかしなくて良いから」
加賀美さんのところに走り寄って行って肩に手を添えた。一瞬びくりと震えた体。
「ナツミ……」
僕の心の中には今まで過ごした加賀美さんとの日々が嵐の様に過っていた。
なんだかんだ言っても僕のことを大事に守ってくれたこと、それにさっきの会話。恋敵のはずの莉音くんのことや店のことを気にかけていた。
誰かの大事なものを、自然に大事にできる加賀美さんがやっぱり好きだと僕は思った。
やっぱり僕のヒーローは加賀美さんしかいない。
自然に言葉が溢れた。
「これからは僕のことも大事にしてくれますか……」
ーー
それから僕が双子くんの家を去ることなった。
家を出ていく時。
「最後に俺とナツミんに話させてよ。1分で良いよ。別に嫉妬でぶったりしないって。お前らと違って」
加賀美さんも莉音くんもめちゃくちゃ渋い顔してたけど、加賀美さんはOKしてくれた。
「未練は絶ってきてや」
ということらしい。
詩音くんは僕を端っこに引っ張っていって、こしょこしょ話し出した。
「実は俺ね、ナツミんは結局加賀美さんとこ戻るんだろうなってずっと思ってたよ」
「え、そうなの……」
「好きな子のことはね、何でもわかるんだよ」
「詩音くん……」
「それでね、ナツミんに聞かせたくて、最後に加賀美さんから本音を色々引き出したよ。俺って偉いでしょカッコ良いでしょすごいでしょ。……ぎゅっと君のこと抱きしめたいとこだけど、もう正式に加賀美さんのものだから、しないよ。また仲違いしたらナツミんがかわいそうだからね。
ナツミんのことが大事だから、俺は身を引くよ」
「詩音くん……」
「これで俺も君のヒーローになれる?」
「……!」
「忘れられない存在になれたら良いな。……それできっと、いつかまた会えたら」
詩音くんはいつもみたいに僕をぎゅっとするのを諦めて、両手でバイバイと手を振った。
去り際、莉音くんとも少しだけ話をした。
「莉音くん……今までありがとう」
「俺の方こそ。さようなら、ナツミ」
莉音くんは多くを語らなかった。過去に僕の頰をぺしんと打ったところを気にするかのように、そっと頬を撫でた。
「ナツミのこと確かに好きだったよ」
「そっか……ありがとうね」
「うん。……またね」
ーー
2人で雪道を歩く。ありがたく雪は止まっている。寒くて凍えそうだけど、心は温かかった。
「ナツミ、おかえり」
加賀美さんが僕の手のひらをギュッと握った。
「ただいま……」
「俺なぁナツミがおらんくなってむっちゃ寂しかったで。ほんまよ」
加賀美さんは僕の手を引っ張ると、我慢出来ないと言わんばかりに加賀美さんは僕をきつく抱きしめた。息が出来ないくらいに。
「また会いたかった。こうしてまた一緒に過ごせるなんて奇跡みたいや。俺にはやっぱりお前しかおらん。……よく顔見せて」
たまらない気持ちを昇華するかのように、加賀美さんは僕にキスをした。
「ナツミ、お前が大好き。世界で1番……」
それは今までで1番優しくて情熱的で、僕らの中で止まっていた時間がまた動き出した瞬間だった。
ギュッと指先を絡め合う。それだけで心の底から嬉しかった。
僕はずっと、この人にこうやってまた捕まえて欲しかったんだと理解した。
それから僕らは、長い長い時間をかけて加賀美さんが今住んでいるという仮の家へと一緒に帰った。
懐かしい内装は以前のままの家、だけど感慨に浸る間もなかった。
玄関開けて部屋に入った瞬間、加賀美さんは僕の名前を何度も呼びながらキスをして、壁に追い詰めた。荒々しさは以前のまま、だけど僕にどこか遠慮があった。もう傷つけたくない、逃げられたくない。そんな加賀美さんの不安を僕は感じ取っていた。
だから僕は加賀美さんの首に自分の腕を回した。
不安にならずに僕に関わって欲しかった。だから耳元で伝えた。
「めちゃくちゃにして欲しい」
そしたら加賀美さんはぎょっとした顔をして、一瞬苦しそうな顔をした。
「ナツミ、俺がどんなに我慢してたと……!後悔しても遅いんやからな、知らんからな。俺はお前が思うより、ずっとお前のことが欲しかった!」
そう言って欲望を剥き出しにして僕に襲いかかった。乱暴で荒々しくて、全て僕から奪っていく様に。
加賀美さんの真意が見えなかった以前は、こういう風にされるのが少し不安で悲しくて、僕だけが加賀美さんのこと好きなのかと思っていたけど、今は違う。
言葉に出来ないくらい、僕のこと愛してくれているのだと分かる。
加賀美さんは僕を玄関入ってすぐの壁に手をつかせた。僕はドキドキして仕方がなかった。正直に言えば嬉しかったんだ、加賀美さんにこうされることが。僕はどうしてもこの人のことが大好きなんだと思い知らされる。これから起こることを考えて、お腹の底がきゅんと疼いた。
「ナツミ、お前のこと大事にするって言ったばかりやのに、俺は……」
「良いよ、だって、僕だって加賀美さんにこうされたい。また何度もしてくれるんでしょう?」
「……覚悟しとけよ!」
ズグ、と押し入ったソレは僕のなかをめちゃくちゃにした。今までの痕跡を消し、新たに自分の刻印を刻むかの様に熱く甘くナカを擦った。
壁についた自分の手に、加賀美さんの手が重なるり。僕より大きくて力強い手は、絶対に僕を逃さないとばかりだ。
「あ、やだ、ばかに、なっちゃう……!ん、トんじゃう、加賀美さん、掴んでてよ!」
「ナツミ……!」
僕を呼ぶ加賀美さんの声に心底ドキドキして、僕は欲を放った。
好きだと愛しているを、それから何度言われたかわからない。何度愛し合ったのかも。
寒さも孤独も、離れていた時間も、全て溶けてなくなるまで僕らは睦合った。逞しい身体にしがみついて、本気を出したかがみさんに散々揺さぶられて喘がされて、僕がまた加賀美さんのモノになっても、それでもまだ終わらなくて……。
「加賀美さん好きです……」
「俺も」
こんな風に迷いなく好きの交換が出来ることがたまらなく嬉しくて、僕は涙をこぼした。
明け方に僕は一度うとうとと眠ってしまったけれど、ハッと起きた。薄暗闇の中で加賀美さんは僕を愛おしげに撫でてくれていた。それが嬉しくて、僕はそれからなかなか寝なかった。眠ったらもったいないと思った。
翌日。
「いや惨状やなぁ……」
しっちゃかめっちゃかなベッドの上で、加賀美さんは照れくさそうに言った。
「飯つくろ。何がええ?」
それから加賀美さんと朝食を作った。加賀美さんは僕にもう何かやれとは言わなかった。
一緒に熱いお風呂に入った。
「今日なにしよか」
ふふと笑い合って過ごした。やっと普通の恋人としての時間が始まった。
これが僕にとっての本当の幸せだと知った。
◾️
後日。
「まあ元気出しなよ莉音」
俺はしょんぼりしてソファに沈んでいる兄を慰める。
「俺はいなくなりたい……」
「そのメンヘラやめなさいよ。メンヘラのくせに最後カッコつけるからでしょ」
「ほっとけ……」
「まあ分からなくはないなあ。
加賀美さんのあの心根の暑苦しさには俺たち何だかんだ勝てないな〜って思ったもんね。普通自分の恋人を一度は寝取った男を思いやれないよなあ。根は優しい人っていうのはまあ本当なんだなって思ったしな」
「……」
双子だから分かる。兄の気持ちは誰よりもずっと。
「まあまあ。いつかまた良い出会いがあると良いね。それがいつかは神のみぞ知るけど……」
運命の出会いって実際そんなないからなあ。
「お前は何で平気なんだよ?」
「俺はなっちゃんのヒーローだから」
「はあ?」
不満を露わに眉を寄せた兄は、またばふんと沈んだ。
昔は有り余る性欲を兄弟でキスして発散したりしたなあ。でも今出来るかっていうと、なっちゃんとの思い出を間接的に共有することになりそうで、なんか出来ないんだよなあ。無理だなあ。
「散歩行ってくる」
俺は莉音を置いて歩き出した。向かう先は近所にある見晴らしのいい場所。ちょっとした丘みたいになっててさ、緑多めのいい場所なんだよ。なっちゃん連れてきてあげたいけど、もういないからなあ。
たどり着いた先で、さわ……と風が吹いた。
なっちゃん元気にしてるかなあ?
ウチからいなくなる日、ドタバタしてたからね。
俺が書いたラブレターも置いてっちゃったしなあ。
カサ、とポケットから取り出す。
読み返すと随分気恥ずかしい。でもそこに書いたのは紛れもない自分の本音だった。渡した日、なかなか読まないなと思っていたけど、随分時間経ってから夜中にカサ……って読んでなっちゃんは七転八倒していたっけな。
でもやり過ぎて冗談だと受け取られちゃったかな?俺の本心は届いたのか、どうだったのか。
「なっちゃんの元へ届け〜!」
俺はそのラブレターを紙飛行機にして飛ばした。
たまたまその時吹いた強風に乗って、それはどこまでもどこまでも遠くへと旅立って行った。
あんなん誰かに拾って読まれたら相当黒歴史になっちゃうなあ。
ハハハまあいっか。いやよくないよ。
だからなっちゃんのところにちゃんと届いてくれよな。
本当に好きだったよナツミん。
エピローグ
「ねえねえ、次あれ乗りたい」
「ええよ」
それから僕らは表立ってデートが出来るようになった。
僕は冷たくあしらわれなくなった。
のろまともアホとも言われなくなった。
「新ちゃん」
「ごめんそれはまだ恥ずかしいから公共の場では言わんでや……」
新一さんは顔を赤くした。呼び名が変わるのは案外恥ずかしいらしい。実は意外とウブだなと僕は思った。
あと変わったことといえば……。
「それでどうや?これが『かわいい』というやつやろ?」
新一さんはポケットからハンカチを取り出した。
かわいいもの好きの僕の好みに合わせてくれるようになったんだけど……。
今日はファンシー調なんだけど毒きのこ柄でさ。
「う〜ん13点かな」
「何でなん」
「可愛いっていうのはこういうやつだよ」
僕は自分のハンカチを出した。とろけるピザを布団代わりにかぶってうさぎさんがすやすや眠っている柄という超かわいいやつ。
「……分からん。ピザ熱いやんけ」
心底訳わかんねぇという顔で、新一さんは首を捻った。
「ワ〜〜!」
大きな声ではしゃいで一緒に遊園地の乗り物に乗れる。こんなの初めてだった。
当たり前の、普通の恋人同士みたいで胸がぎゅっとなる。
こんな日々がずっと続いたら良いな。
「わくわくランド思ってたよりむっちゃ楽しいやん。ほな次あれ乗るで〜〜!」
そう言って僕より楽しそうにしながら、僕の腕を引っ張っていく。
乗り物のチケットを券売機で買っていた時。
「あら、加賀美さん!ナツミくんも?あら意外な組み合わせねえ」
昔の職場の人たちにバッタリ会ってしまった。
「あ〜どうも!お久しぶりですねぇ、すみませんね僕仕事えらい急に辞めまして」
新一さんは談笑している。
僕もここは流石に愛想笑いでやり過ごそうとしてたんだけど。
「いま僕らデート中なんすよ、ほんじゃ」
「!」
そう言って僕を連れ立って歩き出した。
「やだ〜加賀美くんたらそれホント〜?」
「ほんまです〜!」
背後から聞こえた冗談混じりの問いかけに、新一さんはちゃんと答えてくれた。
動揺が背後から聞こえた。
ドッドッと心臓が鳴る。
こんなにオープンじゃなくても、良いんだけど……!
どぎまぎしてたから避けれなかった。
新一さんが見せつけにほっぺにキスしてきたのを!
ーー
それから、もうやだな〜なんて嬉しくも照れながら新一さんと遊園地を帰ろうとした時。
飲み物最後に買ってくるから待っててと言われて了解と僕ひとりで立ってたんだけど。
僕はふと、メリーゴーランド前のベンチにふと見覚えのあるものを見つけた。
視界の端にたまたま入ったそれは、紙飛行機なんだけど。
え、待ってこのファンシー柄って……。
いやまさかね?と思いながら一応、一応開いてみたら、まさか詩音くんから前にもらったやつだったんだ!
やだ何でこんなところに!?鞄から落ちちゃったのかな!?いやでも紙飛行機にした覚えないし!鞄に入れた覚えもないし!詩音くんのイタズラかな!?でも、何!?
「ナツミ?どないしてん」
「いや何でもないです!」
僕は光の速さでそれを鞄にしまった。
詩音くんからのあまりに甘すぎるラブレター。
もらった時は読むの途中で辞めちゃってたけど、最後に書いてあったのはさこんな内容だったんだ。
『僕は君の幸せを心から願ってる。
ほんとは僕に幸せにさせて欲しいけど、僕の手を離れて誰かの元にいくことになったとしても、それでも君には笑ってて欲しい』
end


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