こんにちは!月夜です。
浮気な彼氏シリーズの番外編2作目のお知らせです。
今回も番外編ということで缶コーヒープライス100円とさせて頂いておりますさせて頂いております
【創作BL小説】金持ち旦那大ピンチ!スランプで作家廃業?湯けむりセラピーで暁都を救えの巻【浮気な彼氏番外編】
◆あらすじ
突然スランプになって作品がまるで書けなくなってしまった暁都。迫る新刊締切、伸び続ける新婚旅行。
しかし暁都はなかなかその胸の内を教えてくれない。だからそれを吐き出させるために、いつもは振り回されがちな受け君が珍しく積極的に暁都に絡んでいって・・?
転がる酒の空瓶に、ぱらりと落ちた浴衣の帯。
ふたりっきりの温泉旅行で繰り広げられる受け君による特別セラピー編!
スランプの意外な訳とは?2人の愛の行方は?
以下サンプルです。
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書斎には高々と資料用の本が積み上げられ、大量のエナジードリンクの空き缶が転がっている。
真っ白な画面のパソコンを前に頭を抱えた作家と、1人の編集者。
「先生、執筆の方はどうですか」
「・・・」
作家はそのウェーブの掛かった髪の毛をぐしゃぐしゃと掻く。
「先生。このままだと新刊落としちゃいますよ」
「・・・!!」
苛立った様にパソコン画面には文字が並んでいくが、またすぐデリートされていった。
「暁都先生。また僕らの新婚旅行、伸びますよ」
「んがあぁぁぁぁあ!!!!!!!」
暁都先生は欲求不満を爆発させて立ち上がり、天に向かって吠えた。その目は大分血走っていて、色んな我慢の限界を示していた。
暁都さんには試練が訪れていた。
とにかく作品が書けなくなってしまったのだ。
それ故原稿を落としまくり、心底楽しみにしていた冬の新婚旅行には春になっても未だ行く見通しすら立たないでいる。
『スランプの訳は』
休憩しましょと誘い出し、その無骨な手を引いてリビングへ連れてきた。
コーヒーを淹れるのは、本日3回目。
「うっ・・つらいよお・・」
ソファで僕の太ももに頭を乗せて暁都さんはしくしくと言った。そのハンサムな風貌にはだいぶ翳りが見える。
「まあまあ・・僕もフォロー頑張るから。編集として・・」
苦笑して言った。
ここ数ヶ月、何故か作品が書けなくなった暁都さんは来る日も来る日も出版社さんから催促され、ある日逆ギレしたのだ。
『萌えないおじさんにいくら催促されてもやる気なんて出ないんですよこっちは!!!!!』
そんなこんなでどういう訳か僕が編集という立ち位置に抜擢されてしまい、以来暁都さんをせっつく係をやっている。
僕の太ももをジーンズ越しにカリカリ引っ掻き、いじけている暁都さん。変なとこ引っ掻かないで欲しいんだけども。
その柔らかな髪を撫でながら僕は言った。
「ね?とりあえず1章だけ今日は書いてみよ?終わったらチュウしてあげる」
「チュウ1回じゃやる気でないもん・・」
「じゃあ2回?」
「・・前払いでキス1回」
チラチラとこっちを見上げている。暁都さんは欲張りな時がある。
「良いよ、それで1章書いてね」
「がんばる・・」
もそりと起き上がると暁都さんは、僕を正面からじっと見据えた。ハンサムな顔立ちは、真剣な眼差しをすると更に色気を増して僕はいまだドキドキしてしまう。
僕にそっと触れるだけのキスして・・それはチュ、チュとあっという間に深くなっていく。
好きな人とするキスは気持ち良くて・・じん、と身体の奥に火が灯る。
僕の後頭部を抑え、覆い被さるようにして尚僕を貪る暁都さん。彼も昂っていくのを感じ『あ、やばい押し倒される』と思ったところで暁都さんは僕からふいと離れた。
・・あ、さみしい・・
中途に煽られてしまった僕は、物欲しげにしていたのかもしれない。
暁都さんは苦笑して言った。
「そんな顔しちゃダメだよ・・我慢出来なくなる」
途中で止めたのは、暁都さんのスランプに理由があった。
何故か突然スランプになった暁都さんは、
ベッドインして本格的にイチャイチャすると何故か更に書けなくなるのだ。
『僕が原因で!?』と最初は青くなったけど、僕が悪いと言うことではないらしかった。但し理由は分からないけれど。
だからとにかく締切が迫る時はキスより先はしない。これが僕らの今のルールだった。
でも年齢の割にそっち方面に精力的な暁都さんは、その我慢がシンドイみたいで・・
「・・な、何?」
暁都さんは僕の顔をじっと見つめたかと思うと、自身の頭をぐしゃぐしゃと猛烈に掻き・・
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